東北書店めぐり その3

土曜は、下北半島の原野を走り、三大霊山の一つ恐山へ。
恐山と言えばイタコですわ。
荒涼とはしていたものの、完全に観光地化されていて、恐怖度はゼロ。
そのまま、半島を一周して青森市へ。
夕方、市内の書店「成田本店三内店」へ行く。
ここは、郊外店で2階がコミックス。
有名人なコミック担当者、にいやまんこと新山さんにお会いして、
しばらくお話させて頂きました。
ワシは、バイクジャケット着こんで、リュック背負ったままの
汗だくでヒゲボーボーの恰好で、さぞやご迷惑やったと思いますが、
突然のお邪魔にも関わらず、親切に接して頂いて、ワシはもう嬉しい限りですわ。
新山さんは、すごい頑張っておられながらも、
場所柄、なかなか版元営業さんとお会い出来ないことや、
書店さんと交流がしにくい事に、とても悔やんでおられるようです。
うーん、わかるような気がする。
仙台、盛岡、青森、と京都、大阪、神戸じゃ同じエリアの三都市でも
距離が全然違いますからね・・。
出版社さんも、なかなか回りにくいとは思いますわ。
そんな中、大手でもきちんと営業に来られる、SEやAは良い会社だ。
みなさん、青森にお立ち寄りの際は、成田本店さんへ。
にいやまんさんが、待っておられます!


成田本店さんを出た頃から、それまで降らなかった雨が、ザーザー降ってきて、
カッパ着用で夜の国道を、同県内、弘前市に向かう。
駅前のショピングセンターの中にあるあすなろ書房さんに着いたのは
夜の8時半。
お会いした野呂店長さん曰く、
コミック売り場は決して広い訳ではなく、
売れる物を厳選して棚回転率を上げてらっしゃるとの事。
そのため、自分の売りたいものを置いたりっていうのは難しいらしい。
なるほどー。これは大変ですわ。
商品の目利き力と、遊び心はダメ。
ワシみたいに、コレは売れなかったから次はコレを。なんて
ナメた事は許されないわけです。
おそらく、気の抜く暇がないのでは。むむむ、ワシにはとても勤まりません・・。
後、青森ではフジ系列の放送局がないそうな。
なんで、テレビ化といっても、売り上げに結びつかないものが多々あるとか・・。


野呂店長さんに、お礼を言って店を出た後、
再び大雨に打たれながら、
150キロ先の秋田港を目指し、夜通し走り続ける。
実はこの日、朝6時から途中休息しながらも延々とバイクに乗ってるんで
身体フラフラ。大雨でさらに体力消耗ですわ。
秋田には、明け方の4時に着いてフェリーの時間には間に合いました。
秋田市内の書店さんに寄れなかったのは残念でした。
そんなこんなで、東北ツーリング&書店めぐり走行距離2400キロの旅は
無事終わったのでした。