お別れです、さようなら。

廃屋書店は本当に廃屋になってしまいました。
なんて冗談を言う気力も、徐々に無くなってきた。
社長は姿見せないし、店長は責任感を感じてないだろうし、
ワシが取次ぎの荷物搬出に立ち会う。15時にやっと店に入れた。
荷物搬出の間に、客注を受け賜っているお客様にお断りの電話を入れ、
定期のお客様へ次号からのキャンセルの旨を伝えるためひたすら電話。
明日は、朝から隣接するゲームセンターでの機械搬出の立ち会いをしつつ、
今日に掛けきれなかった定期キャンセルの電話をして、ゲームソフトを予約された方の
キャンセルの電話もしないといけないし。
自分の置かれてる立場が徐々にはっきりとしてくる。
もう店もなければ、自分の居場所も無い・・。


目の前で箱にどんどん詰められていく商品。破壊されていくコミック売り場。
売る気満々で仕入れた本が返品され、自分で作ったPOPが虚しく取り残される。
こんな経験は二度としたくはないと身体が覚えた。
閉店を予想してない訳では無かったけど、せめてもう少し猶予がほしかった。
お客様に「仕方ないねー」と言われながら幕を閉じたかったなと思う。
昨日、今日の突然の閉店なので、
業者も含め、お世話になった方々への裏切った気持ちで一杯です。
事の詳細は、某業界紙の速報で出てるのでそちらを。


廃屋書店は、本日で閉店です。
・・すごく恥ずかしい。何や、この「負けたな」って気分は・・。